Nikonさんのご厚意でレンズ発売前にNIKKOR Z MC105mm f/2.8をお貸しいただき、作例撮影を担当しました。6/25に発売されたこちら、Zでは初となるマクロレンズですが見ての通りの圧巻の描写力で、特にボケが美しすぎます。通称「美ボケ」!普段ほとんどマクロを使わない私でもこんな作品が撮れちゃうのだから凄いです。
特に苦労した分だけ思い入れのあるのは三枚目の蛍の撮影。毎年蛍の光を軌跡として捉える撮影はよく行いますが、「虫」としての蛍が(笑)光っている撮影は初でしたし、難易度もめちゃくちゃ高かった。現地はほぼ真っ暗でピントを合わせるのも至難の技。苦労してピントを合わせても蛍や自分が(カメラが)少しでも動くとピンボケです。ピントを合わせ蛍が光るタイミングでシャッターを切る。肉眼では暗闇の状態で、まさに「蛍の光」だけが頼り。あと僅かな街灯か。
SS:1/25 , ISO:12500 , F:2.8 という露出でようやくこれだけの光が拾えるわけですが、にしてもここまでの高感度での撮影でこの画質ですから、ハードとソフトそれぞれの進化はとんでもないですよね。近い将来、天の川もきっと手持ちで撮影できますね。
詳細:https://www.nikon-image.com/products/nikkor/zmount/nikkor_z_mc_105mm_f28_vr_s/